少女の吐息は甘さを帯びた物に変わっていた｡

抗い拒否し続けても解かれない縄の抱擁｡痺れさせられる制服の中の体｡

その抱擁に屈した体は､酔わされて甘美な感覚に狂わされていた｡

スカートの中には､甘い香りが溢れる｡

倒錯の世界の中､少女はそのパートナーの香りに酔いしれる｡

縛られた少女の恥しさが増す程に､濃厚に密を伴い悪戯を加速する｡

文字通り｢噛み締める程｣快感を与えられる女｡

不可視･不自由､全てが感覚を鋭敏にしていく｡

舌を､唇を這わせながら､悶える肉体に翻弄され続ける｡